習い事の心得

1.習い事を決める前にすべきこと
2.親の基準で決めてはいけない理由
3.子どもに良い習い事を見つけるためにすること

1.習い事を決める前にすべきこと

子どもの習い事って何のためにあるのでしょうか。

勉強は学校と家でやればいいじゃない。
外でしっかり友達と遊びまわっていれば十分よ。

その通りだと私も考えます。
娘の友達には習い事を一切していないけれども、学校での成績もよく、思いやりがあって、積極的に発言・行動できる子もおります。
一方で、高学年になり勉強についていけてない焦りから塾に通い始める子もおりますが、思うように成績もあがらず、子どもも嫌々で塾と学校の宿題でいっぱいになり、困り果てているママの話もよく伺います。

今わが子がどう成長している時期なのか、どんな力がついてきているのか、何が好きで何が不得意で、どんなことをやりたがっているのか(どんな力を伸ばしたがっているのか)

答えられますか?

習い事や塾に行ってる行ってないに限らず、できる子とそうでない子の違いとは、これを親がバッチリ把握しているかいないかの違いの現れなのです。バッチリ把握するためには、わが子が幼い時からのコミュニケーションをいかに習慣化してきたか、が重要というわけなのですね。

よく言われる「子どもとの時間を大切にしよう」とは、一緒に遊ぶ時間の確保だけにならず、子どもの話をしっかり聞いて、行動を観察して、今現状のわが子の成長を親がしっかり把握する時間を大切にできているかどうか、なのです。

子どもと一緒に遊ぶ時間を取ることは大変良い事ですが、ただ面倒くさそうに相手しておしまいだったり、子どもが一生懸命話をしているときに、「はいはい」と相槌うってるだけで聞いてなかった、じゃダメなんです!!

悲しきかな・・先月10歳になった長女は休日に家族と出かけるのを億劫に感じてきているようです。うれしい成長の現れですけども☆その分、長女の行動観察時間、触れ合う時間、会話する時間は物理的に確実に減ってしまったわけです。だからこそ、お互い家にいるわずかな時間でしっかりコミュニケーションを取るんだ!と意識しなければ、親子の信頼関係を揺るがないまでにしっかりと築き上げられないまま、思春期に突入してしまう事でしょう。

幼いうちからぜひ沢山わが子との会話を大事にして下さい。
お話しすることよりも動いてる方が大好きな子どもなら、たっぷり観察してあげて下さい。「〇〇が出来るようになったんだね!」「〇〇してたから、お友達が喜んでいたね」など、その子がしていた行動をしっかり言葉で褒めて伝えてあげることも良いですね。

そう日頃からわが子を観察していれば、子どもが今好きな事、得意な事、出来るようになってきた事は、あえて聞いて確認しなくてもわかるようになってきます。だってその子と一番長い時間一緒にいる「親」ですもの。誰よりもわが子を愛している事に自信を持って下さいね。

そうした十分な観察を元に、好きな事や得意な事をもっと極められる環境を用意して自尊心向上に繋げてあげるのか、苦手意識の芽がまだ小さいうちにその分野の教室に通い摘み取っていくのか、わが子の様子を見ながら親が決めていけば良いのです。

もちろん、習い事をさせないことも1つの選択です。習い事とはその道のプロである師(先生)に教えを受けることであり、親が教えることのできない高い技術や知識を身に着けさせる手段の一つです。その技術・知識が今のわが子に必要と判断するのであれば、大いに利用すべきですし、今わが子の身につけさせたい力がおうちで出来る事であれば、習い事にかかる費用を後に回すことも大変有意義な選択です。
その選択は子どもではなく、親がすべきことでしょう。

習い事を始めるきっかけは様々だと思いますが、わが子の成長をしっかり把握されているご両親であれば子どもがやりたいと言い始めた習い事に対し、適切な「YES or NO」を示してやれるわけです。

まず習い事を決める前にすべきこと わが子とのコミュニケーション習慣化、そしてわが子をよく知ること です。

わが子にやらせたい習い事(あくまで現時点では親独自の希望ですよ)を思い描きつつ、習い事を始める準備として毎日の生活に取り入れてみて下さいね☆

次回は 習い事の心得..2【親の基準で決めてはいけない理由】 をお話しいたします。



沢山の参考になるブログを見つけることが出来ます♪ おうち園のランキングにも繋がりますのでお時間許されればどうぞご覧になってください☆→にほんブログ村 子育てブログ